わたしは持って生まれた感覚が人と違うのは知ってた。
自分の感覚をわかってもらえないだけじゃなく、わからないのがわからない人たちの中で育った。

言葉では説明できない感覚の世界。

あ、つまりこういうことなんだなーという発見をしたので書いてみます。
多次元世界と三次元しか見えない人の感覚の違いを、1つ数字落して説明しましょう。

先月だったか、仕事でCADを使ってて。
製図用のソフトです。図面書くやつです。
SISという地図ソフトで線を落として、そのポリライン(つながった1つの線)をCADに持って行って20mごとに点を入れる作業をしてたのですが。

どう見ても点と点の間の距離は均等ではないのに点が打たれている。
そしてあきらかに距離が短い所を計測しても20mと出る。

えっ?おかしいやん。

謎が解けました。
そのポリラインにはZ値が入っていたのです。
原因はSIS上に敷かれたZ値(高さ)が入ったタイルの上をなぞったので、線にZ値が入っていたのでした。

普段土木の仕事は(CADなんてそう)面しか使いません。
平面図横断図縦断図展開図。
面でしか使わないんです。

そこに奥行があるということはないのです。

この多次元世界と三次元世界の違いってのはそれと同じで
「立体である」という感覚のない世界。
目に見えるものしか信じない、目に見えるものしかわからない。

まだZ値があるよってことを想像出来る人はいいんですが
かたくなに平面しか認めようとしない人は
奥行があるということを説明しようが信じないんです。

そういう押し付けを散々されて生きてきたから
相当しんどかったんです、わたし。

無邪気で見えない人に罪はないのだけど。
距離を取るしかないのですよね。